スタッフブログ
むちうちについて
皆様、こんにちは。
佐賀市鍋島にある『ひなた整骨院』、小城市牛津町にある『あさひ整骨院』です。
本日は【むち打ち症】について書かせて頂きます。
- むちうちは医学的に「頚椎捻挫」といわれ、急激な衝撃で頚部が激しく振られた際、神経や椎間板に無理な曲げ伸ばしが生じ、組織を損傷する状態を指します。症状は患部の痛みだけではなく「頭痛」や「嘔吐感」など様々な弊害を起こし、多くの患者様がお悩みになっています。また、むちうちの原因は交通事故による場合が多く、それ以外にもスポーツ障害や肉体を酷使した場合に発症します。これらの損傷は、レントゲンやMRIなどの検査では、異常を発見しづらい事も特徴です。
~ むち打ちの症状は大きく分けて5つ ~
【頸椎捻挫型】
むちうちの大半を占める「頸椎捻挫」では、首を動かすと痛みを感じたり、可動範囲が狭くなったりするなどの症状が現れます。痛みを感じるのは首の後ろや首の前面、側面、頭部、頸椎などで、首や肩上部、背中などに凝りの症状が出る場合もあります。また、頭部は体重の10%もの重量があるため、これを支えている首に起こる頸椎捻挫は、手や足の捻挫や挫傷と比較すると、回復に長期を要することが少なくありません。
【バレリュー症候群(バレー・ルー症状型)】
頚椎捻挫による患部の炎症によって神経や頸動脈が圧迫され「目まい」や「耳鳴り」「嘔吐感」などを引き起こします。
【神経根症状型】
「頭痛」や「手足の痺れ」が顕著に見られます。椎間孔といわれる脊椎の合間から伸びる神経根が圧迫され引き起こされる症状です。
【脊髄症状型】
むちうちによって背骨が歪み、脊髄神経(中枢神経)を圧迫している状態です。身体全体と脳の神経信号のやりとりを阻害します。尿の出づらさや、頻尿など身体の生理現象に影響をあたえます。
【脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)】
脳脊髄液減少症とは、髄液という脳と脊髄の周りを満たす液体が少なくなることにより、頭痛・めまい・首の痛み・耳鳴り・視力低下・全身倦怠感などの様々な症状を伴う病気です。
~ むち打ち症の症状変化 ~
急性期(例:交通事故後1ヶ月)
むちうちは受傷直後の症状が身動きできなほどの激しい痛みを伴う事が多くあります。特に事故後から1ヶ月の間は「急性期」と言われ、頚部の過剰な痛みのため症状が落ち着くまで安静状態に保つ必要があります。
亜急性期(例:交通事故後1~3ヶ月)
むちうちによる患部の炎症がピークをむかえ、痛みなどの症状が落ち着き始めたら直接的な施術を開始します。安静にしていた間に低下してしまった筋力の回復と、硬くなった関節の可動域の回復が主な施術内容となります。
患者様の容態に合わせて「温熱療法」「物理療法」などを組み合わせて施術します。
慢性期(例:交通事故後3ヶ月以上)
一定期間が過ぎて慢性化してしまった、むちうちの症状をケアします。患部の歪みがひどい場合、むちうちの症状は慢性化しやすく、首、肩の痛み、頭痛やしびれなどが続きます。治療ではリハビリを兼ねた症状改善の施術を行います。
むちうちは、受傷後に時間を置いてから発症する場合が多くあります。また、事故直後は症状が出なくても、数日~数ヶ月経ってから症状が表面化し、悪化する事も多くあります。我慢できる程度の痛みと感じても、数年後に悪化する場合もあるため、早期の治療を心掛けましょう。
~ むち打ち症の治療法 ~
【投薬による治療】
医師のいる病院では、ロキソニンやカロナールなどという痛み止めの薬が処方されることもあります。
【ブロック注射】
ブロック注射とは、むちうちによって痛みが生じている部位へ局部麻酔をし、痛みや筋肉の緊張を取ることで症状の緩和を図る治療方法です。さらに、ブロック注射という、痛みを感じる箇所への局所麻酔によって、痛みや筋肉の緊張をとることで、改善を図る治療法もあります。その他に、トリガーポイント注射などの治療法もあります。
【整骨院での施術】
理学療法には、「物理療法」と「運動療法」の2つがあります。物理療法とは、熱や電気などの物理エネルギーを用いて刺激を与え、症状の緩和を図る治療方法です。運動療法では、体を動かすことによって自然治癒力が高まり、身体機能の回復を期待することができます。
この記事を見た方で、【むちうち症】やその他、痛みでお悩みの方は、是非、佐賀市鍋島にある『ひなた整骨院』、小城市牛津町にある『あさひ整骨院』までお気軽にご相談ください。